<はり師 きゅう師>賀野敦子のプロフィール

鍼との出会い
<針を体に刺す? それって……>

中学・高校と陸上部。種目はハードル。走って飛んでを繰り返しているうちに、腰に限界がきました。

ある朝、起き上がろうとすると、腰に激痛が…。やっと起き上がっても、トイレ・洗顔、なにをするにも腰が痛い。

一番つらかったのは学校の和式トイレ。しゃがむのも、そこから立ち上がるのもめちゃくちゃ痛くて、苦労したのを今でも鮮明に思い出します。

あまりの痛さに耐えきれなくなり整形外科へ受診するも、「湿布して安静に」と言われ…。
顧問と部活の先輩に相談すると、「鍼治療がいいよ!」とすすめられました。

針を体に刺す? それって痛いよね。
妄想が膨らみ、怖いイメージが頭から離れず、治療をしぶってきました。
でもこの苦痛から早く解放されたくて、意を決して治療院へ。

ドキドキな私を「そんなに鍼は痛くないからねー」と先生は言いながら、腰に刺していきます。
あれっ、ちょっとチクっとしたけど痛くない。なんだー、思っていたより鍼って痛くないんだ。

日に日に痛みがなくなり、1週間で通院終了。
鍼ってすごい!! あんなに腰が痛かったのに、こんなすぐ楽になるなんてー!!
その感動がずっと忘れられなかったのでしょう。

鍼灸師をめざす
<体の不良も鍼で治療できるんだー。すごい!>

はり師きゅう師 賀野敦子
社会人になってから家と会社の往復。ほぼ毎日残業で、帰りも遅く、疲れて週末はほぼ寝てばかり。そんな日々を5年ほど続け、これではいけないと思い、冬季期間仕事が落ち着くので、週末はスキーを楽しんでいました。

今度はスキーでケガをしてしまって、久しぶりに治療院へ。

治療中、先生とお話していると、鍼治療は肩こりや腰痛などの痛みをとるだけでなく、胃腸が弱い、体がだるい、さらに婦人科系など、いろいろと効果があることを教えていただきました。
仕事が忙しくなるとほぼ毎日下痢、体がだるい、過呼吸も何度か経験していた私。

「体の不良も鍼で治療することができるんだー。すごい!!」

鍼の魅力にとりつかれ、だんだんとこの仕事に携わっていきたいと、気持ちが膨らみます。
でも私はもう30歳。
半ば諦めていたけれど、先生が「自分が学生のときも30代以上の人はいたよ」と聞き、じゃあ私もできる!となんだか自信がついてしまって専門学校への入学を決めました。

今までの仕事は退職し、昼は働き夜は学校へと3年間。30過ぎの頭は堅く、勉強してもなかなか身につかず苦戦しました。
なんとか無事、国家試験に合格し、晴れて鍼灸師となりました。

独立へ
<鍼灸プラス漢方経絡療養法が私の生きる道>

卒業後は、学生の時からお世話になっていた治療院へそのまま就職。
治療院へ来院する患者さんは整形外科に通院していた方が多く、膝に注射とか、お話しをしていても最初は理解できず…。
整形外科ではどんな治療をしているのかを知りたくて、4年間お世話になった治療院を退職し、整形外科へ勤務することになりました。

整形外科では、手術後のリハビリなど治療院では経験できないことをたくさん学ばせていただきました。
何年か勤務していくと、漠然とですが開業したいと思うようになりました。

友人から女性でサロン経営をしている方を紹介してもらい、さっそく施術してもらいました。
「漢方経絡療養法」といって、東洋医学にも精通するものであると聞き、興味津々。
オイルで全身をマッサージしてもらうと、「背中バリバリ張ってるねー ストレス溜まってるねー」と、その先生に言われました。

この時の私はいつもイライラしていました。手足は冷たいのに熱がり。まさしく更年期の症状です。
施術が終わったあとはスッキリ。体はもちろん、なんだか心も軽くなりました。
鍼灸治療と漢方経絡療養法をあわせて治療すれば、心と体のケアができるのでは…。
そこから本格的に独立へと強く考え始めました。

日々勉強です
<すべての女性を元気で笑顔にしていきたい!!>

総合的に女性と向き合っていきたい、いままでにない治療とエステをひとつのサロンでやってみたい。
そうした強い想いから、漢方経絡療養法・エステ部門のフェイシャル・痩身を習得しました。

現在は、すべての女性が元気で笑顔に!!を目標に、毎日が楽しくなるような日々を送れるよう、女性を応援していきたい。
コットン・ルームがからだやこころの悩みを解決できる場所になるように、日々勉強中です。

私の元気の源は、ロードバイク、マラソン、登山。
とにかく体を動かすことです。